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自作レーシングシミュレーター

「自分でシミュレーター作れたら面白そう!」

そんな考えから、約1年。

モーターの制御で実車の動きを再現した、本格レーシングシミュレーターを作ってしまいました!

【 なぜシミュレーターを作ろうと思ったのか 】

答えは単純で、もっとサーキット走行の練習がしたかったから!

普段働いていると、走りたくても、なかなかサーキットに行く時間が取れないんですよね。

夏場は暑くて走れないし...。

そう考えると、年間を通してサーキットに行ける回数って、結構限られている!

そこで、「自宅にシミュレーターがあればいつでも練習できる!」と思い、「せっかくなら自分でシミュレーター作れたら面白そう!」という考えから、さっそく製作に取り掛かりました。

【 まずはミニバージョンで 】

まずは、実車の動きを再現するためのプログラム開発から開始。

3Dプリンターで作った部品と市販の電子部品を組み合わせた『ミニシミュレーター』をもとに、開発を進めました。

アクセル・ブレーキの際にかかる縦Gと、コーナリングの際にかかる横Gの強弱を、車の傾きで再現するのは、なかなか繊細な作業でした。

【 製作は試行錯誤の連続... 】

ひとまず、『ミニシミュレーター』での開発が一段落したところで、アルミフレームを組み立てて、シミュレーターの土台作りに取り掛かりました。

実車の動きを再現するためのモーター制御には、『ワイパーモーター』を採用!
(この時点では、ワイパーモーターで制御できるかは全く分かりませんでしたが...。)

しかし、アルミフレームを組み立てるだけでも一苦労...。
寸法を測り、平行に垂直に固定していくのに、なぜか隙間ができて位置が合わない!
しかも、ワイパーモーターの動力では、人が乗ると重みで全く動かない...(笑)

何とかして、アルミフレームの位置を合わせ、ワイパーモーターの制御は、フレームに固定する位置と、制御する動作の幅を調整することで、とりあえず動かすことに成功!

シミュレーター製作の中で、最も苦労したのが、このワイパーモーターの制御で、調整に一番時間を費やしました...。

【 いよいよ最終段階 】

土台ができたら、シートを取り付け、モーター制御のプログラムの最終調整を。

そして、ハンドルやペダル、モニターなども取り付けていきます。

ハンドルは、前にロードスターに付けていたものがあったので再利用。
シフトチェンジは、パドルで操作できるように。
ノアのパドルシフトがちょうど出品されていたので、調達して、お手製のボタンと一緒にハンドルに取り付けました。

モニターは、最初は1画面でしたが、試しに乗り始めるとついつい物足りなくなって、今では3画面に(笑)

【 ついに完成! 】

サーキットの臨場感を出すべくスピーカーを設置し、土台の下にはマットと防振用のゴムを敷きました。
あとは、メンテナンスのことも考え、フレームにキャスターを取り付けて移動式に変更。
移動式だと掃除もしやすくて便利です(笑)

シミュレーターを作ろう!という構想から、約1年。
ついに完成です!

【 ほぼ毎日練習! 】

現在は、ほぼ毎日、自作シミュレーターに乗って練習しています!
普段乗っているロードスターの挙動に合わせた設定を行っているため、結構良い練習になっています。

また、行ったことのないサーキットや、日常では乗れないようなレーシングカーで走ることもできるので、楽しいですし、新しい発見もありますよ!

時にはサーキット仲間や友人を呼び、みんなでワイワイ言い合って、楽しみながら活用しています。

最近では、「シミュレーターで走った走行ログも解析できるようになったら面白いかも...」という考えが浮かび、地道にプログラム開発を進めています。

うまく実現できたら、『 Racing Analyzer 』の機能に加わるかもしれません...(笑)

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